英単語の覚え方、プロセス1
英単語の覚え方
英語の受験勉強において、まず取り組むことは単語を覚えることです。
そして、英単語の勉強は試験直前のギリギリまで、勉強すると考えていて下さい。
単語が分からなければ英語の文章は読めず、書くこともできませんが、単語の意味さえ分かれば何とかなります。
効率良く英単語を勉強するために、次の4つの点を意識して下さい。
- はやく単語帳を通すこと
- 習慣化すること
- モニタリングすること
- 単語を覚える時は発音も意識すること
はやく単語帳を通すこと
効率良く暗記するためには、ゆっくり勉強するより、
「はやく何度」もが基本です。
1週間で70個の単語を覚えるなら、1日10単語ずつ覚え1週間で70個ではなく、1日70単語に目を通し、1週間で覚えてるようにします。
(参考リンク:「なぜ一夜漬けはダメ?」、「勉強は質よりスピード」)
2週間から1週間程度で単語帳を一周できるような感覚で単語帳を勉強しましょう。
また、単語帳の量が多い、知らない単語が多すぎるなどの場合は、単語帳の区切り良いところまで読むなどして、2週間から1週間程度になるように工夫して下さい。
さらに、前日勉強した範囲を目で軽く通す程度の復習を行いましょう。
習慣化すること
常に英単語帳を持ち歩きましょう。
家の中では、家を出る前の5分間、寝る前の10分間、トイレの中の時間。
外に出ると、電車やバスでの通学時間、授業が始まる5分前。
などなど、できるかぎり、すきま時間を見つけて、常に英単語を読む習慣を身に付けましょう。
(参考リンク:「勉強できる習慣」)
モニタリングすること
受験勉強のどの教科でも言えることですが、勉強の絶対量が必要です。
単語帳で記憶する際に、
◎:覚えていた、読めることができた。
×:覚えていなかった、読めない。
などと、単語帳に書き込みチェックして下さい。
勉強が進み、何度も単語帳を繰り返していると、
どこまで確実に覚えているのか分からなくなり、中途半端な状態に陥ってしまいます。
受験勉強を長くすればするほど、モニタリングノートの力が発揮されます。
すきま時間を使い単語帳を読んで覚えた後、モニタリングした結果、単語帳を3回通して×が続いているような単語など、どうしても覚えていない単語に関して、
- 長いを時間を割り振って勉強する
- 単語ノートに書き出し、単語帳と同じく持ち歩く
- 単語を書いてみる
- 語呂合わせで覚えてみる
など、少し刺激を変える形で覚えましょう。
単語を覚える時は発音も意識すること
単語を覚える注意点としては、意味、スペルを覚えると同時に、発音も意識して記憶しましょう。
1人で勉強している時は発声するのがベストですが、周りに人がいる時は、頭の中で発音して下さい。
また毎日行う必要はないですが、モバイル音楽プレーヤーで単語帳のCDから正しい発音を聞く、シャドウイングをする、など余裕があれば行ってください。
発音を無視して覚えていくと、ヒアリングに全く対抗できません。
後になって発音を覚えようとするのは、2重の手間となります
また英語は言葉ですから、発音を無視して覚えるのは不自然です。音の出ないピアノで練習しているようなものです。
漢字と違い「文字の形」ではなく、語句の組み合わせで意味が成り立っているので、漢字のように「書いて覚える」には不向きです。
また記憶の観点からも、単語を音、イメージで覚えるなど、多くの視点から暗記するほうが強く残ります。
(参考リンク:「勉強はイメージで記憶しよう」、「五感を使い記憶しよう」)
特に通学時間が電車ので30分以上かかる人には、毎朝iPodやスマホなどのモバイル音楽プレーヤーで英単語や英語のミニ文章を聞くことをお勧めします。
デジタルデータを利用すると、暗記カードに書いたり、消したりする面倒さが薄れます。
単語帳に関して
単語帳は参考リンク:「オススメ英単語帳」に紹介している単語帳などを目安に、あなた自身で中身を確認し購入して下さい。
速読英単語1 必修編、Duo 3.0、システム英単語 Ver.2あたりが、お勧めの英単語帳です。
注意事項としては、基礎が固まっていない場合は、上級のものに手を出さないようにしましょう。
難しい単語より、基礎の単語の方が圧倒的にたくさん出てきます。
基礎単語を確実にしてけおき、分からない単語は、文脈で判断する、単語の構成から判断する、など予測してカバーする姿勢をもちましょう。
全ての単語を覚えきることはできません。
日本語でも、分からない言葉にあった時は、なんとなくで予想しているはずです。
基礎を確実に勉強し、それから上級レベルを取り組みましょう。
単語を効率的に覚えるために、
- はやく単語帳を通すこと
- 習慣化すること
- モニタリングすること
- 単語を覚える時は発音も意識すること
を意識して下さい。