受験合格のカギ「モニタリング」

2018-08-12

受験合格のカギ「モニタリング」

効果的に勉強するには、あなたが今から何を勉強し、勉強内容や問題集などの、どこが分かっていて、どこが分かっていなかをキチンと把握する必要があります。

問題集のやり方」にも紹介していますが、本当に重要なので、もう一度説明します。

記憶するには、繰り返し、つまり復習が必要ですが、理解し解くことができた問題を、何度も復習していては勉強効率は良くありません。

問題集の初めの方は完璧なのに、後半の部分はあまり出来ない、また覚えているか不安なので何度も同じ問題を解いている、という経験があるのではないでしょうか。

そのため、「記憶のキオク」で紹介した、あなたの「何を覚えていて、覚えていないかの記憶」メタ記憶が重要です。

何を覚えていて、覚えていないかを参考書やノートに書き出し、どの部分に集中して勉強するべきかを確認、「セルフ・モニタリング」をしましょう。

参考書、問題集、単語帳に「チェック」を直接書き込む

問題を解くごとに、あなたなりの方法で、問題の理解度をセルフチェックします。

数学などの問題でであれば、

◎:問題集の解説を見ずに全ての問題が解けた、また同じ問題なら解説を見ずに解ける。

○:いきなり解けなかったが解説を見たら理解できた、ほとんどの問題は解けたが、一部の問題は不安だ。

△:解説を読むと理解できたが、かなり不安が残る。覚えるのに数回は解きたい。

×:全く理解できない。

英単語や構文の暗記などであれば、

◎:覚えていた、読めることができた。

×:覚えていなかった、読めない。

など自分なりにアレンジした形で、「出来たか出来ていないかのチェック」を直接書き込んでみましょう。

全てが×や△だけになるほど分からないのであれば、(初めて挑戦する英単語帳など)の場合であれば、1度全てを通して、2回目からセルフチェックしてみて下さい。

モニタリングノートを作る

個別でチェックし、個別問題の理解度を書き込むことで把握したところで、

パッと見て全体の理解度を把握できるように、モニタリングノートを作ります

モニタリングノートを作り方

①ノートに問題集や参考書の目次の内容を書き写します。

②次に、章、節ごとの問題数を書きます。

③節ごとの問題数を分母に、◎か○がついた問題の数を分子に書きます。

モニタリング

注意点として、体系的にまとまっていない問題集や参考書の場合(英単語帳など)には、モニタリングノートを作る必要はありません。セルフチェックだけで十分です。

また、この書き方が全てではありません。

パソコンなどで表を作り印刷してもいいでしょう。

全体の理解度や、個別の問題の理解度を測るための方法なので、最もいい方法があるなら、自分のやり方を実行して下さい。

大切なのは、どの部分を勉強し、どの部分を勉強する必要性が無いかを把握し、効率的に受験勉強することです。