勉強は質よりスピード
2つの学習法
記憶するには反復が必要です。(どのように人は覚える?)
勉強のやり方にはいくつか方法があります。
一般的に学校や予備校の授業でやる勉強のやり方は、一定の時間内に、初めに先生が予定した勉強内容について説明し、学生はその説明によって勉強内容を理解するのです。
そして、説明だけでなく、問題を解く、暗記する、などによって勉強した知識の活用を理解します。
一般に、このように部分に分割して、部分ごとに学習する事を、部分法、分習法とも呼ばれているようです。
もう一つ、学習法に全体法、全習法というのがあります。この学習法に関して、ウィキペデイアから抜粋します
*ウィキペデイアより抜粋
始めから終わりまでまるごと学習する事を全体法という。全体法は全習法とも呼ばれる。 一般的には、全体法の方が効率的だと言われている。 部分に分割して、部分ごとに学習する事を部分法という。部分法は分習法とも呼ばれる。
次のような理由で、一般的には分散学習のほうが効率的だと言われている。
知能が高い人や年長者、学習が進んだ状態では全習法の方が効率的である。 知能が高くない人や年少者、学習が進んでいない状態では分習法の方が効率的である。
経験的に、私も部分法より全体法の方が効率的だと思います。
まず時間を長くかけて勉強した方が良く覚えるように感じますが、それほど効果はありません。
勉強間隔の時間をあけて勉強するほうが良く、一度に時間をかけて勉強するよりも、間隔をあけ回数を分けて勉強した方が良いからです。(参考リンク:なぜ一夜漬けはダメ?)
さらに記憶の観点からも、全体法の方が勉強した事柄のつながり、関連性を理解し易いです。そして事柄のつながり、関連性を理解するめに、記憶の定着が促進されます。
また全体法の方が、一度に多くの量を勉強できるのもメリットです。
しかし、ウィキペデイアにも書かれているように、ある程度学習が進んでいることが必要です。
ある程度学習が進んでいることとは、例えば、一度は一通り勉強していることが必要なのです。
また全体法と言っても、教科書や問題集を丸ごと全部、一度にやり切るわけではありません。できる範囲には限界があります。
おすすめする勉強法
勉強のプロセスが推奨する勉強法は、できるだけ早く一通り勉強し、2回3回と分からない部分を勉強する、ということです。
まず、基本的には問題集中心の勉強になります。
これは(参考リンク:問題集のやり方)を参照してください。
問題集はできるだけ早く1回目を終わらせる、という方向で勉強しましょう。復習方法も1回目が完全に終わっていない場合は、簡単でいいです。1回で完璧に覚えようというよりかは、理解出来れば次に、というスタンスで勉強しましょう。
注意点として、早い方が良いですが、あくまで「理解できる程度のスピード」を意識して下さい。
特に数学などは、勉強した前の内容が分からなければ、次の内容が全く手に負えないことが多々あります。完璧に暗記しなくとも、問題を解き、解けなくとも少なくは考え、解答を見て理解できる程度は勉強して下さい。
問題集を終わらす期間は、あくまで目安ですが、1回目は2週間から1ヶ月間です。英単語張などの場合も1ヶ月ほどです。
(ボリュームの多く、どうしても終わらない問題集に関しては2ヶ月間でもいいでしょう)
できるだけ早く1回目を終わり、2回目を勉強する。そのときは、モニタリングしたノートを活用しましょう。