勉強の続け方

勉強を習慣づける

勉強を毎日続け、希望の大学に合格する。

この「続ける」ことが、受験勉強だけでなく、例えば、お金持ちになって成功する、社会に称えられる、といった、「何か」を成し遂げることに必要不可欠となります。

ただ、この「続けること」は多くの人にとって非常に難しものです。

明日から毎日絶対勉強するっ! といっても、なかなか出来るものではありません。

全ての人が鉄の意志を持っているわけではありませんし、私自身、意思は強くありません。

当サイトのコンテンツの勉強の習慣化で何度か紹介していますが、

意思の強さをもって勉強するのではなく、習慣化することによって、毎日歯を磨くように、自然に勉強すること

をお勧めしています。

勉強の習慣化では、「勉強しやすい環境を作る」「すきま時間を使う」「生活習慣の改善」などによって勉強の習慣化のヒントを紹介しています。

しかし、実際に勉強を習慣化するまでにはどうしたら良いのか、分からない人もいるかもしれません。

ここでは、どうすれば勉強を習慣づけることが出来るか、そのキッカケを紹介していきます。

①ハードルを下げて、毎日行う

普段勉強しない人が毎日5時間勉強すると決めても、なかなか実行はできません。

例えば、

10分だけ教科書や参考書を読む。
英単語帳を毎日1Pだけ進める。

など自分自身が絶対できるであろう内容を、毎日行うことで勉強が習慣化されます。

5分でも良いです。

自分自身で内容を決めて毎日行うだけですので、上の例より簡単でも難しくても問題ありません。

毎日、継続して行うことが大切です。

②自分の時間割を持ち、ルーチンワークを行う

できるだけ勉強を行う時は、自分自身で決めた時間に勉強してみましょう。

その勉強する時間も自分に無理なく、都合の良い時間がお勧めです。

土曜日の午前9:00から1時間は勉強する時間にする。

平日、学校から帰ってきて、午後18:30から19:00の夕食が始まるまで勉強する。

朝7時に起床して、洗顔、朝食を済まし、7:50から学校に向かうため自宅を出る8:10まで勉強する。

などです。

時間を決め、あなただけのルーチンワークを作りましょう。

③毎日同じ時間に同じ場所に行く

なかなか勉強できない人は、例えば、

放課後に1時間は図書室に向かい勉強する。
休日の午前中は図書館に行き勉強する。

など、決まった時間、物理的に場所を変えることをお勧めします。

ここまで紹介してきた、勉強の習慣化①から③に関して重要なことは、一度決めたら、決して自分に言い訳して止めないように心がけて下さい。

今日は雨だから、図書館に行くのはやめよう
昨日は遅くまで勉強したし、今日午前中は寝よう

など、言い訳をして中断しないようにしましょう。

自分自身で決めたら、全力で行う。

その代わり、「始めること、行うこと」さえ出来れば、1時間勉強する予定が30分になっても、構わないと思います。

自分自身で決めた事を定期的に繰り返す、それが予定より少し短い時間でも、5分でも続けること、これが習慣づけることへのコツです。

素晴らしく、つまらない事だと感じるかもしれません

しかし、これは受験勉強に限らず、研究、ビジネスあらゆることに必要なことです。

そして、習慣的な力が身につけば、受験勉強だけでなく、これからの未来を生き抜く力を身につけることが出来るでしょう。

紹介した①~③の習慣づける方法以外にも多くの習慣化する方法はあります。

当サイトのコラムを参考にする以外にも、習慣化に関する本を探して、読み、自分自身にあったものを選んでみてはどうでしょうか。

管理人が推薦する習慣化に関する方を紹介しておきます。

「続ける」技術

7つの習慣―成功には原則があった!
(7つの習慣は読むのに時間がかかるので、受験まで1年程度の時間がある人にお勧めします。)

学ぶために、自分が探している情報を探し「本を読む」というのも、成功する人の習慣の力のひとつです。

ぜひ、実践してみてはどうでしょうか?

成果を上げる人の共通しているのは、自らの能力や存在を成果に結びつける上で、必要とされている習慣的な力である。企業や政府機関で働いていようと、病院の理事長や大学の学長であろうと、まったく同じである。

私の知る限り、知能や勤勉さ、想像力や知識がいかに優れようと、そのような習慣的な力に欠ける人は成果を上げることができなかった。

成果を上げることは一つの習慣である。

習慣的な能力の蓄積である。

習慣的な能力は、常に習得に努めることが必要である。
習慣になるまで、いやになるほど反復しかければならない

–ピーター・ドラッカー–